しくじり先輩　第2話　後編

大学受験シーズンになりました！

もちろん予備校や塾には行きません！！

これから先数年間、めちゃくちゃしくじります。

大学中退以降のインパクトが強すぎて、大学時代の話はあっという間に終わります。

まずは好きな事を考えました。

犬・スポーツ

・・・。

次にやりたい事を考えました。

犬に関われる仕事・・・盲導犬のトレーナー！？トリマー！？警察犬のトレーナー！？？

漠然としていたので本当にこんな感じで考えていました。しかし！！アレルギー値が高すぎる事が判明。

点滴をしながら死ぬ気で仕事をするのか、諦めるか。。

はい、諦めます。で、次に考えた事がダメでした。

今まで多くの人に迷惑をかけてきた。少しでも恩返しができる様に人の為になる仕事をしよう。たまたま母が医療関係だった事もあり、医療関係の仕事を考え始めました。

そのままの流れで、医療関係の大学に行く事になりますが、もちろん中退です。多額の奨学金と言う借金を抱えただけでした。

何がダメだったか。

自分の為ではなく、誰かの為にと言う主体性のない理由で将来を考え、少しでも将来安定するであろう職業という安易すぎる考えだった為。

それに加えて、大学に入って初めてアルバイトを始めました。
お金を得る喜び、使う楽しさを初めて知ってしまいました。

当時、両親から若い時の自分の失敗談やお金の話など聞いた事なかったのです。
聞いても「心配するな」の一言でした。

そう。圧倒的にリスク管理の能力に欠けていました。中学時代から病みっぱなしの私は解き放たれた様に遊びました。遊ぶお金が欲しいので、手っ取り早く稼げるアルバイトにもっと力を注ぎました。

学業はほったらかしです。

俗にいう「クズ」というやつです（笑）

で、次のしくじりが警察のお世話になりました。ただの「クズ」が正真正銘の「クズ！」にレベルアップしたんです。笑

誤解を生むとダメなので先に言っておきますが、傷害、殺人などの重犯罪を犯した訳ではありません。５年以上も前の話しになるので、効力は失っています。

記憶力の悪い私でもあの日の出来事はきっと忘れる事はないと思います。



道路交通法違反により、現行犯逮捕する


手錠の冷たさ、異様な重たさ


逃げない様に腰にロープを巻かれて歩く、惨めさ


身元引き取り人で来た両親の顔


自宅に戻ってから池の遊歩道を歩き続けた感覚


色々な大切なものを失いました。


改めて自分の愚かさに気付かされました


ただ、気づいた時には遅いんです。どれだけ悔やみ後悔をしても過去に戻ることはできません。

あの時、あの瞬間に戻りたいとどれだけ強く願っても戻りません。

誰かが選択した人生ではなく、自分が選択した人生

どんな事があっても受け止めるしかありません。